マルチドメイン対応

SANsに複数のドメイン名を設定して、1枚の証明書で複数の異なるドメイン名に対応できるサーバ証明書です。

SANsとは

Subject Alternative Names (以下、SANs）とは「サブジェクトの別名」としてサーバー証明書内に記載される項目のひとつです。
SANsを含む証明書を利用すると、CSRのコモンネーム(CN)で指定したドメイン名(ベースドメイン)とは別に SANsで設定したドメイン名へのSSL通信が可能となります。
つまり、1枚の証明書で複数のドメイン名でのSSL通信が可能となります。

シマンテック(旧ベリサイン)、ジオトラストはマイクロソフト統合コミュニケーション証明書パートナーとして Microsoftサポートページに紹介されています。

対象製品

マルチドメインの特徴

単一IPアドレス上で、複数のドメイン名に対応できます。
異なるドメイン名、複数階層のサブドメインなど多種に対応が可能です。
マルチドメインのSANsは別名「ユニファイドコミュニケーション証明書 (UCC) 」とも呼ばれます。UCCは、 Microsoft Exchange 2007 や Microsoft Office Communications Server 2007 (旧 Live Communications Server) のような新しいサーバの多種多様な通信プロトコルに対応しています。
一度発行されたサーバー証明書のSANsの値(ドメイン名)は有効期間の途中でも変更することができます。
最大24個(COMODOは100個)までSANsの追加が可能です。
~~SANsには、ドメイン名のほかプライベートアドレス、ローカルネームなども設定できます。~~

SANsの設定例

SANsに設定できる例	説明
www2.yourdomain.co.jp	ホスト名
secondaname.com	セカンドドメイン
ssl001.shopsite.secondaname.com	セカンドドメインの別ホスト名

2014年10月1日以降はマルチドメイン証明書のお申込(新規・更新)時に、SANsに予約済みIPアドレスあるいはイントラネット名、サーバ名等は使用できません。 SANsにはドメイン名、サブドメイン名のみを設定して下さい。詳しくはこちらをご参照下さい。

注意事項

原則としてSNAsにワイルドカードは使用できません。(COMODOポジティブSSLマルチドメインワイルドカードを除く)
ベースドメイン(CSRのコモンネーム)は登録機関で登録されているドメイン名、サブドメイン名のみ指定できます。
SANsには登録機関で登録されているドメイン名、サブドメイン名のみ指定できます。
SANsを識別可能なウェブブラウザからアクセスした場合のみ、SSL通信が可能となります。
携帯電話端末ブラウザではSANsに対応していません。
SANsに対応していないブラウザでは、申請したCSRのCN(コモンネーム)「https://www.yourdomain.co.jp/～」でのみSSL通信できます。

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